はじめに
皆さん、こんにちは!
東大卒、大手化学メーカー勤務の社会人2年目マーケティング担当のらいくです。
就活生や若手社会人に向けて、キャリアを考えたり自己投資をしたりするうえで役立つブログ記事を書いています!
今回は、「悩み」について記事を書いていきます。
誰もが持っている何かしらの「悩み」を解決するためにどういった心持ちでいればよいのか、私なりの考えをまとめました。
漠然と「悩む」状態から、答えを出すために「考える」ことが出来る状態へ。
この記事を通じて、皆さんの頭を少しでもクリアに出来れば、と思っています。
その前に、どんなやつが書いている記事なのか知りたい方もいらっしゃると思うので、私の簡単なプロフィールをご紹介します。詳細はコチラをご覧ください。
- 東京大学文科三類現役合格、文学部社会心理学専修卒業
- 大学時代、体育会運動部主将
- 某大手化学メーカー、社会人2年目、マーケティング担当
- TOEIC 910、ウェブ解析士、Advanced Marketer
さて、この記事を読むことを特におすすめしたい方は以下の3つのパターンの方々です。
漠然と「悩む」状況から、明確な「考える」行為へとシフトする方法を、一緒に探っていきましょう。
この記事を通じて、少しでも皆様の胸のつかえが解消されることを願っています。
悩む心のメカニズム
私自身も、これまでの人生で悩むことが多々ありました。
特に、社会に出てすぐの頃は、今後の人生なども含めて「悩む」ことが多々ありました。
しかし、最近になって「悩む」とはどういう状況なのかを考えることで、「悩んでしまっている自分」を客観視することが出来るようになったと思います。
この章では、「悩む」とはどういうことかを説明していきます。
まず、我々が悩んでいる時、背景には多くの場合「不確実性」が存在しています。
未来のキャリアの選択や人間関係など、これらは私たちが100%コントロールすることはできません。
しかし、私たちはこのような不確実性を事象に直面したときも、どうにかコントロールしようとしてしまいます。
こうして、「悩む」という状況に陥ってしまうのです。
「悩む」ってどういう状況をいうの?
ここで、「悩む」と「考える」の違いを見てみましょう。
「悩む」とは、答えの出ない問題やコントロールできない事柄に対して、繰り返し頭の中で反芻してしまう行為です。
安宅和人氏も『イシューからはじめよ』で、「悩む」ということを同じように定義しています。
ぜひこちらの記事も併せて読んでみてください
一方、「考える」とは、問題を明確にし、それに対して解決策を模索する行為を指します。
言い換えれば、前者は問題の中に閉じ込められた状態、後者は問題の外からそれを見つめる状態と言えるでしょう。
心の奥底にある不確実性やコントロールの欲求を理解することで、悩みの解消の第一歩になると思います。
不確実性とは何か?
前の章で「悩む心のメカニズム」について触れましたが、その中で特に注目すべきキーワードが「不確実性」です。
では、不確実性とは具体的に何を指すのでしょうか。
言うまでもありませんが、不確実性とは、未来の出来事や結果に対して、確かなことが言い切れない状態を指します。
簡単に言えば、明日の天気や友人の気持ち、5年後の自分の立場など、確定的な答えが出せないものすべてが不確実性を持っています。
この不確実性が悩みの大きな原因となるのは、我々人間は安定と予測可能な環境を好むからです。
安定していると感じる環境では、心が安らぎ、行動の選択もしやすくなります。
しかし、不確実性が高まると、どの行動を選ぶべきか、どんな結果が待っているのかが見えにくくなり、これが悩みの種となるのです。
例えば、キャリアの選択、新しい環境への適応、人間関係の変化など、私たちの日常には数多くの不確実性が存在します。
特に、未知の状況や初めての経験は、我々にとって大きな不確実性を持っていると感じるものです。
この章を通して、不確実性というものが日常の悩みにどれほど影響しているかを理解していただけたのではないでしょうか。
そして、次の章では、この不確実性をどのように乗り越えるべきか、具体的な方法について考えていきたいと思います。
対人関係での悩みの原因と解決法
人間関係の悩み、何とかならないですかね、、、?
前章で触れた「不確実性」は、私たちの日常やキャリアだけでなく、対人関係においても大きな影響を持っています。
対人関係における悩みは、私たちが避けて通れないものと言っても過言ではありません。
なぜそんなにも私たちは人間関係で悩むのでしょうか。
考えてみてください。私たちが深く関わるのは友人や恋人、家族です。
いくら関係が深いと感じていても、彼らは最終的には他人であり、彼らの考えや行動を完全にコントロールすることはできません。
これは、対人関係における不確実性の最大の要因と言えるでしょう。
私たちは時として、身近な人々に過度な期待を寄せてしまいます。
そして、その期待が裏切られた時、悲しみやモヤモヤした気持ちになってしまうのは、よくある話です。
例えば、大切な友人や恋人に求める理想の姿や、期待する反応が彼らの実際の行動と一致しないことで、深い失望を感じることがあります。
しかし、ここで大切なのは、他人の行動を変えるのではなく、自分の期待や感情を管理することです。
他人に過度な期待をせず、自分の行動や感情に目を向けることが求められます。
何よりも、きちんとコミュニケーションを取ること、そして、期待や希望をできる限り明文化して共有することが、対人関係の悩みを減少させる鍵となるでしょう。
未来への不確実性をどう扱うか
対人関係だけでなく、未来に対する不安や疑問も、多くの不確実性を孕んでいます。
さて、皆さんは未来に対してどれほどの期待や不安を抱いていますか?
卒業後の進路、キャリアの展望、家族の未来…。
これらの未来を思い描くことは、人として自然なことですが、その先の展開を100%予測することは誰にもできません。
私たちが未来を考えるとき、多くの選択肢や可能性が頭の中で交錯します。
その中で、どの道を選ぶのか、どのような選択をするのかに悩むことは少なくありません。
しかし、未来のことを考えるだけでは、実際の未来は何も変わらないのです。
未来を変えたいと思ったら、目を向けるべきは未来ではなく、現在です。
現在の行動や選択が、未来を形作る最も重要な要素となります。
そして、現在にどう取り組むか、どのような打ち手を選ぶかが、未来の不確実性を減少させる鍵となるのです。
結局のところ、未来に対する不確実性は、現在の行動や取り組みによって大きく変わることができます。
未来を気にしすぎるのではなく、現在の行動や選択を大切にし、積極的に取り組んでいくことが、より良い未来を手に入れる近道となるでしょう。
次の章では、具体的な行動の方法や考え方について考察していきたいと思います。
悩むから考えるへ
ここで問いかけたいのは、実際にその「行動」に至るまで、どのような考え方をすれば良いのか、ということです。
多くの人が悩む時、その原因や背景を明確にしていないことが多いのではないでしょうか。
私も就職活動をしながら、自分はどんな人生を送りたいのか、どのようなキャリアを追求すべきか、といったことで悩んでいました。
ですが、その悩みの種を具体的にきちんと言語化できていなかったので、なかなか行動に移せなかったという経験があります。
その際に有効だったのは、自分が悩んでいる状況を細かい要素に分解し、それぞれの要素を「自分の力で変えられるもの」と「不確実性を持つもの」とに分けて考えることでした。
この方法により、大きな悩みの中に隠れている、自分の力で変えられる具体的な要素に気づくことができます。
そこに目を向け、その要素に集中することで、はじめて本質的に「考える」ことが可能になります。
そして、そうした考え方の中から、自分の力で変えられる要素の中で、最も効果的な打ち手を見つけ出すことができます。
この打ち手を行動に移せば、悩みは少しずつ解決の方向に進むはずです。
悩むことから脱却し、実際に考え、行動するためには、まず悩みの要素を明確にし、自分の力で変えられる部分に焦点を当てることが大切です。
それが、真の「考える力」を身につける第一歩と言えるでしょう。
まとめ
この記事を通して、皆さんと一緒に、「悩み」について深く掘り下げてきました。
私が若手社会人として働きながら考えた、日々の悩みや不確実性への対処法について共有させていただきました。
私たちが日常で感じる「悩み」は、不確実性から生じるものが多いです。
そして、その不確実性をどう取り扱うか、そのアプローチが私たちの心の平穏を左右します。
対人関係の悩みから未来への不安、そして「考える」ための物事の捉え方まで、さまざまな角度からこのテーマを考察してきました。
常に自分の力で変えられる部分に焦点を当てましょう。
外部のコントロール不能な要因は気にし過ぎず、外部帰属(外部要因のせいにする)することで、心のバランスを保つことが大切です。
そして、悩むことから一歩踏み出して、具体的に考え、行動に移していくことで、よりよい未来を築いていけるのではないでしょうか。
この記事を通じて、少しでも皆さんの「悩み」へのアプローチや心の在り方に新しい視点やヒントを提供できたら幸いです。
最後に
長文になりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
この他にも、おすすめの本の紹介や資格取得レビュー(ウェブ解析士はコチラ)、TOEICの各パート別の対策(パート1、パート2)やセクションの対策(リスニング、リーディング)、就活生に役立つ記事(ESの書き方、自己分析の方法)も挙げているので、そちらもぜひお読みください!
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