はじめに
皆さん、こんにちは!
東大卒、大手化学メーカー勤務の社会人2年目マーケティング担当のらいくです。
就活生や若手社会人に向けて、キャリアを考えたり自己投資をしたりするうえで役立つブログ記事を書いています!
今回は、ちきりん氏の著作で絶対に読んでほしい一冊『マーケット感覚を身につけよう』を解説していきます。
ちきりん氏は私が最も尊敬するブロガーさんで、素晴らしい言語化能力をお持ちの方です。
その前に、どんなやつが書いている記事なのか知りたい方もいらっしゃると思うので、私の簡単なプロフィールをご紹介します。詳細はコチラをご覧ください。
- 東京大学文科三類現役合格、文学部社会心理学専修卒業
- 大学時代、体育会運動部主将
- 某大手化学メーカー、社会人2年目、マーケティング担当
- TOEIC 910、ウェブ解析士、Advanced Marketer
この本を何故読むべきか、それは私たちが日常で直面する様々な疑問への答えが隠されているからです。
例えば、今後売れるものはなにか、自分が扱う商材の価値はなにか、また自分の人財としての市場価値はどれほどのものか。
これらの疑問に答える手がかりとして、この本は非常に参考になります。
さて、この記事を読むことを特におすすめしたい方は以下の3つのパターンの方々です。
どのパターンにも共通して言えるのは、マーケット感覚を研ぎ澄ますことで、自分の判断をより的確にし、より良い選択をしていく手助けとなる点です。
この記事を通じて、そのマーケット感覚のヒントや手がかりを掴んでいただければと思います。それでは、早速解説を始めていきましょう。
マーケット感覚とはなにか
マーケット感覚って何?
マーケット感覚とは、機能などの商品やサービスの表面的な部分を見るのではなく、その背後に潜む「本質的な価値」を見抜く能力のことを指します。
この感覚が鋭敏であればあるほど、市場の動きや変化を先読みし、より適切な選択や判断を下すことができます。
具体的な例を挙げて考えてみましょう。
「飛行機」というものを例にとると、一見するとその価値は「高速で移動すること」にあるように思えます。
この認識のもとでは、飛行機の競合は車や鉄道などの他の輸送機器に限定されるでしょう。
しかし、マーケット感覚を働かせて、高速での移動の目的をさらに深掘りすると、それは「情報やメッセージを迅速に伝えること」であると気づくかもしれません。
この新しい視点から見ると、飛行機の競合は乗り物だけでなく、ウェブ会議やオンラインコミュニケーションツールも含まれることになります。
つまり、マーケット感覚は、既存の枠組みや常識にとらわれず、ものごとの本質を見抜く力と言えるのです。
このように、マーケット感覚を磨くことで、ビジネスや日常の選択において、より広い視野で物事を捉え、柔軟な思考で判断することが可能になります。
市場の仕組みを知る
「マーケット」すなわち「市場」とは、私たちが日常で使う言葉のひとつですが、具体的に何を意味するのでしょうか。
ちきりん氏は、マーケットを、不特定多数の売り手と買い手がマッチングして、価値を交換する場所だと説明しています。
商品やサービスの価値が、需要と供給のバランスによって決定されるのも、このマーケットの中での出来事です。
現代社会においては、物的な商品だけでなく、様々なものが市場化されています。
インターネットの普及により、物理的な場所に限らず、デジタル空間上でも売り手と買い手のマッチングがなされ、多くのマーケットが形成されているのです。
例えば、就職の場面における企業と求職者の関係や、婚活サイトにおける男女間の関係も、一種の市場として捉えることができます。
これらの市場では、それぞれの参加者が自分の価値をどう表現し、どう伝えるかが非常に重要です。
そして、それを的確に行うためには、マーケット感覚を養うことが欠かせません。
マーケット感覚を持つことで、市場の動向を先読みし、自分の価値を最大限に発揮するチャンスを掴むことができるのです。
マーケット感覚を身につけるための手法
マーケット感覚を身につけるためには様々なアプローチがちきりん氏から紹介されていますが、ここでは特に効果的な2つの手法を取り上げてご紹介します。
1. プライシング能力を磨く
プライシング能力とは、商品やサービスの「価値」を正確に見極め、自らにとって適切な価格を設定する能力のことを指します。
この能力を磨くための一つの方法として、「自分がその製品やサービスをどれだけの金額で購入したいか」という視点で考えてみることが挙げられます。
これは、単に材料費や労力を計算してコストを出すのとは異なり、製品が持つ真の価値を判断するプロセスです。
例えば、あるガジェットを見たとき、材料費や機能性だけでなく、自分の生活にどれほどの価値をもたらすのか、それに対してどれだけの金額を支払いたいかを考えることが重要です。
2. 失敗と成功の関係性に目を向ける
成功の背後には、多くの失敗が隠れています。新しいことに挑戦する際、初めから成功することは稀です。
なぜなら、失敗を恐れずに「市場」で結果を問う行動を続けることで、フィードバックを受け取る機会が増え、素早く成長することができるからです。
これは、マーケット感覚を養う上でも非常に重要な要素です。
失敗を恐れず、どんどん新しいことに挑戦してみることで、市場の動きやニーズを直接感じ取ることができるのです。
まとめ
本記事を通じて、『マーケット感覚を身につけよう』というテーマに焦点を当て、マーケット感覚の重要性とその身につけ方について深堀りしてきました。
現代の複雑化した市場環境では、売れるものの見極めや自らの価値を知る能力が必須となっています。
特に起業家やマーケター、またそれを目指す学生などにとって、この感覚は非常に役立つものとなるでしょう。
続いて、「マーケット感覚とは何か」を具体的に飛行機の例を通じて明らかにしました。
価値の見方、そしてその解像度の高さによって競合がどのように変わるかを理解することは、市場戦略を練る上での大きなヒントとなります。
さらに、「市場の仕組みを知る」章では、マーケット=市場の定義と、その中での価値交換のプロセスについて説明しました。
インターネットの普及に伴い、様々な領域が市場化している現代において、マーケット感覚を磨くことの重要性を強調しました。
最後に、「マーケット感覚を身につけるための手法」として、プライシング能力の磨き方や、失敗を恐れずに挑戦することの重要性について解説しました。
まとめとして、マーケット感覚は、現代のビジネスシーンでの成功を目指す上で欠かせないものとなっています。
この感覚を身につけることで、市場の変動に対応する柔軟性や、新しいビジネスチャンスを見つけ出す力を養うことができるでしょう。
ぜひ『マーケット感覚を身につけよう』を直接手に取って読んでいただければと思います!
最後に
長文になりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
この他にも、おすすめの本の紹介や資格取得レビュー(ウェブ解析士はコチラ)、TOEICの各パート別の対策(パート1、パート2)やセクションの対策(リスニング、リーディング)、就活生に役立つ記事(ESの書き方、自己分析の方法)も挙げているので、そちらもぜひお読みください!
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