はじめに
みなさん、こんにちは!
東大卒、大手化学メーカー勤務の社会人二年目、マーケティング担当のらいくです!
今回は、仕事での知的生産の効率を爆上げするためにおすすめの本『アウトプットの精度を爆発的に高める「思考の整理」全技術』という本を皆さんにご紹介いたします!
その前に、どんなやつがおすすめしている本なのか知りたい方もいらっしゃると思うので、私のプロフィールをご紹介します。
- 東京大学文科三類現役合格、文学部社会心理学専修卒業
- 大学時代、体育会運動部主将
- 某大手化学メーカー、社会人2年目、マーケティング担当
- TOEIC 910
今回ご紹介する『アウトプットの精度を爆発的に高める「思考の整理」全技術』という本は以下のような方におすすめの本です。
物事を「思考」するうえで何が上手くいっていないのか、どこをどんな風に改善していけばよいのか、全体像をつかむことが出来る素晴らしい本です。ビジネス書や自己啓発本を普段読まない方も、ぜひ最後までお付き合いいただけますと幸いです。
概要
前提情報
この本は、かんき出版より2016年に出版されました。
著者は、人材開発や組織変革に関するコンサルティングを行う生方正也氏です。
生方氏は、彼の専門分野であるロジカルシンキングや情報活用術についての指導者でもあります。今回の本は、思考力を高めるための具体的な手法について詳しく説明しています。
思考力に自信がないと感じている方、日々の業務でのアウトプット力を上げたいと思っているビジネスパーソンにおすすめの一冊です。
本書の主題:思考の「選択肢」と「修正法」
この本では、思考力とは「高い」または「低い」の二元的な存在ではないと生方氏は語っています。問題は、思考力を持っているにもかかわらずそれを常時発揮できていないという点にあると彼は指摘します。
そこで重要なのが、思考の「選択肢」と「修正法」です。これらのテクニックを用いることで、思考力を高め、それを仕事や日常生活に役立てる方法を身につけることが可能となります。
具体的なテクニックやスキルの内容については次章から詳しく見ていきましょう!
思考を整理するためのステップ
- 思考のピントを合わせる
「目的を明確にする」、「全体像をとらえる」ことで、物事を正しくとらえることができます。 - 情報をインプットする
情報を得るためには、スキルを身につけ、質の高い情報を集める方法を学ぶ必要があります。 - 情報を理解する
情報を「切り分ける」「バラす」ことで、深く理解するための土台を作る必要があります。 - 頭の中を整理する
情報を「因果関係でつなげる」「プロセスでつなげる」ことで、頭の中を整理し、深い理解を得ます。 - アウトプットの幹をつくる
情報を「比べる」、「視点を変える」、「意味を読み取る」ことで、アウトプットのための基盤を作ります。 - アウトプットする
整理された思考を形にするための要点を捉えて価値のあるアウトプットをします。
らいくが重要だと感じた3つのステップ
これらのステップの中で、特に重要だと感じたのは以下の3つです。
- 「思考のピントを合わせる」
- 「頭の中を整理する」
- 「アウトプットの幹をつくる」
この章では、それぞれのステップを詳しく解説します!
「思考のピントをあわせる」
最初は、「思考のピントをあわせる」です!
私たちが問題解決や決断をする際、多くの場合、正しく情報を理解して適切な手段で考える必要があります。これこそが「思考のピントをあわせる」ことです。
これは、自分が直面している課題や状況を正確に理解することが、問題の根本原因を見つけ出したり、最適な解決策を見つけるための前提となるからです。
生方氏は、「思考のピントをあわせる」ためには、「目的を明確にすること」、「全体像をとらえること」が必要だと述べています。
具体的には、問いを立てて目的を明確にし、図示や俯瞰しながら、フレームワークを活用することなどが挙げられています。
ただし、全体像を捉える際には注意が必要です。全体像をとらえようとする過程で、必要以上に細かい情報に囚われてしまい、大局的な視野を失ってしまうことがあります。
思考のピントをあわせる際には、自分の考えているレベル感を常に認識することが重要です。
訓練して、自分の思考の抽象度を常に意識できるようにしましょう!
「頭の中を整理する」
2つ目は、「頭の中を整理する」です!
私たちの頭の中は、情報で溢れています。これらの情報を整理し、理解することは、問題解決や意思決定において非常に重要なステップとなります。
整理された情報は、私たちが問題の本質を見つけ、効率的な解決策を見つけるための道筋となります。生方氏は、情報を頭の中で整理するための具体的な手法として、「因果関係でつなげる」、「プロセスでつなげる」というテクニックを紹介しています。
これらの手法は、点と点だった情報を時系列や因果を使って正しく結びつけ、それぞれの部分の関連性や妥当性を理解するためのツールとなります。
しかし、情報を整理する過程で多くの人が、飛躍や前後関係の錯誤により、正しい整理に失敗してしまいます。
正しく整理するために、前後関係や因果関係を丁寧に批判的に考えることがとても重要になります。トレーニングして、慣れを作りましょう!
アウトプットの幹をつくる
最後は、「アウトプットの幹をつくる」です!
問題解決や意思決定の過程で、情報を整理し理解した後のステップは、その知識や理解を他人に伝える、つまりアウトプットすることです。
アウトプットの過程で重要となるのが、その「幹」をつくることです。
アウトプットの幹とは、アイデアや意見、解決策を他人に伝えるための中心的な思考やメッセージのことを指します。
生方氏が提唱するアウトプットの幹を作るための手法は、「善し悪しを判断するために比べる」、「共通点・相違点を発見するために比べる」、「見方を変える」、「意味を読み取る」です。これらの手法は、自分の思考やアイデアを明確にし、他人に伝えるための効果的な方法を提供します。
しかし、アウトプットの幹を作る過程でも注意が必要です。
特に、自分の思考やアイデアを他人に伝える際には、誤解を生む可能性があります。そのような誤解を避けるためはに、アウトプットにどのような「価値」があるのか考え、必要十分な情報を提供するようにしましょう!
まとめ
生方正也氏の『アウトプットの精度を爆発的に高める「思考の整理」全技術』は、一見難しそうな「思考の整理」を実現可能な具体的なステップに分け、その実践法を解説した本です。
これを読むことで、仕事や日常生活で思考力を最大限に活用する道筋が見えてきます。
正しい思考の「選択肢」と「修正法」を身に着けて、アウトプットを最大化しましょう!
最後に
今回は生方正也氏の『アウトプットの精度を爆発的に高める「思考の整理」全技術』を要約&解説しました!
こちらのブログでは、おすすめの本紹介やTOEIC等の資格取得のレビューなど、皆様のお役に立てるような内容を発信してまいりますので今後もぜひご覧いただけますと幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
Twitter(@ut_how_to_study)でも発信を行ってまいりますのでフォローしていただけると嬉しいです!
コメント