はじめに
皆さん、こんにちは!
東大卒、大手化学メーカー勤務の社会人2年目マーケティング担当のらいくです。
就活生や若手社会人に向けて、キャリアを考えたり自己投資をしたりするうえで役立つブログ記事を書いています!
今回は、ちきりん氏の著作で、社会人として知的生産に携わるすべての人に読んでほしい一冊『自分のアタマで考えよう』を解説していきます。
その前に、どんなやつが書いている記事なのか知りたい方もいらっしゃると思うので、私の簡単なプロフィールをご紹介します。詳細はコチラをご覧ください。
- 東京大学文科三類現役合格、文学部社会心理学専修卒業
- 大学時代、体育会運動部主将
- 某大手化学メーカー、社会人2年目、マーケティング担当
- TOEIC 910、ウェブ解析士、Advanced Marketer
社会人として働き始めて2年たったらいくですが、この本を通して、これまで仕事の中で経験してきた思考の本質とその実践について、より深く学び言語化することができました。
今日は、この学びを共有し、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
まず、私がこの本から特に重要だと感じた3つのポイントについてお話しします。
それは、以下の三つです!
1) 「思考」と「知識」は根本的に異なるものであること
2) 思考の真の目的はアウトプットにあること
3) 深い思考は比較や基準を設けることによって深まること
これらのポイントは、私たちの日常生活やビジネスシーンにおいても、非常に役立つ洞察を提供してくれます。
この記事は、以下の3つのタイプの方々に特におすすめです!
ちきりん氏の提唱する思考法を現代生活にどう活かすか、実践的な視点から掘り下げていきたいと思います。
私たちの日常や仕事のシーンで、「自分のアタマで考える」ということがどのような変化をもたらすのか、一緒に考えていきましょう。
それでは行きましょう!
知識と思考は別物である
前章では、ちきりん氏の『自分のアタマで考えよう』の本から学んだことの概要と、この記事の主な読者層についてお話ししました。
今回は、本から学んだ最初の重要なポイント、「知識と思考は別物である」というテーマを深堀りしていきましょう。
私たちが「頭がいい人」と聞いて思い浮かべるのは、しばしば「知識が豊富な人」です。
テストで高得点を取る人、あらゆるトリビアを知っている人、そういった人々ですね。
しかし、ちきりん氏はこの常識に疑問を投げかけます。
知識と思考は、実は全く別のものだというのです。これは、これまで知識を身につけるために必死だった私にとっても、新たな気づきでした。
知識とは、過去の情報の蓄積です。
それは豊かな土壌のようなもので、学ぶべき多くのことを含んでいますが、そのままでは花を咲かせません。
つまり、知識は意思決定のための材料としては役立ちますが、それ自体では目的を果たしません。
一方で、思考は未来を形作るためのプロセスです。
それは、知識をどのように適切に活用し、何を行うべきかを決定する過程なのです。
例えば、歴史の事実を学ぶことは重要です。
しかし、それらの事実をどのように解釈し、現代の問題にどのように適用するかを考えるのが、思考のプロセスです。
同じ事実を知っていても、それをどう活用するかで、結果は大きく変わります。
これは、私たちが「自分のアタマで考える」際に非常に重要なポイントです。
知識の蓄積は大切ですが、それだけでは不十分です。知識を活かすための思考が必要です。
どうしたら思考力を鍛えられるのか、どういうプロセスを経て、よりよい意思決定に至るのか、これが、私たちが知るべき核心なのです。
さて、次の章では、知識を蓄えるだけでなく、それをどのように活用し、思考を深めることができるのかをさらに探っていきましょう。
思考の目的はアウトプット
前章で、私たちは「知識と思考は別物である」という大切な洞察を学びました。
しかし、知識と思考を区別するだけでは不十分です。思考の真の目的に迫ることが必要です。
これが、本章で探求する「思考の目的はアウトプット」というテーマです。
安宅和人氏の『イシューからはじめよ』にも見られるように、思考は単なる内省や情報の消化ではありません。
それは何かしらの意思決定を下し、そしてそれを形にする行為です。
ちきりん氏も、アウトプットの重要性を強調しています。
長時間にわたる会議で多くの調査結果が報告されても、もし何の意思決定もなされなければ、それは行わなかったのと変わらない状況に他ならない、と。
このことから、思考のプロセスは結果として何かしらのアウトプットを生み出すことで完結すると理解できます。
このアウトプットがあって初めて、その良し悪しに関する評価やフィードバックを受け取ることができるのです。
そして、このフィードバックこそが私たちの思考やアクションを前進させる要因になります。
情報を収集し、考えること自体に満足してしまっては、本当の意味で「自分のアタマで考える」ことにはなりません。
このプロセスはアウトプット、つまり実際に何かを生み出すことで初めて完全なものとなるのです。
たとえそれが小さな決定であっても、行動に移すことが重要なのです。
この点は、特に現代の働き方や学び方において非常に重要です。
知識を蓄え、思考するだけでなく、それをどのように現実の世界に適用し、形にするかが、真の学びと成長への鍵となります。
次章では、思考が深まるための重要な要素である「比較や基準」という観点について掘り下げていきましょう。
思考のための武器
前章では、思考の究極の目的がアウトプットにあることを学びました。
では、より効果的に思考し、有意義なアウトプットを生み出すためには、どのようなツールが必要なのでしょうか?
この章では、思考を深めるための重要な武器として、縦横の比較と独自の基準を持つことの重要性を探ります。
縦横で比較する
まず、縦横の比較は、思考を豊かにするための有効な手段です。
この比較法では、異なる時点や事象間での差異や変化を見つけ出し、そこから新たな洞察やアイデアを引き出します。
たとえば、同じ問題に対する過去と現在のアプローチの違いを比較することで、時間の流れと共に変わる状況や対応策の進化を理解することができます。
また、異なる業界や文化での対応を比較することで、より幅広い視野を持ち、柔軟な思考が可能になります。
独自の基準を持つ
次に、独自の基準を持つことも重要です。
個々の基準と優先順位は、意思決定のプロセスにおいて極めて重要です。
これがなければ、私たちは無数の選択肢の中で迷い続け、最終的な決断に至ることができません。
自分なりの基準を持つことで、より速やかで、自分にとっての最適な決断を下すことが可能になります。
私自身、日々のビジネスの中でこれらの比較法や自分なりの基準を設けることで、より生産的な意思決定ができることを実感しています。
これらの方法は、単なる知識を超えた、真の思考のための武器です。
これらのツールを駆使することで、私たちはただの情報の受け手から、能動的な意思決定者へと変貌します。
次章では、これらのツールを実際のビジネスや日常生活にどのように応用するかをさらに掘り下げていきましょう。
自分のアタマで考える具体例
前章では、思考のための重要な武器として縦横の比較と独自の基準を持つことの重要性を学びました。
それでは、これらの思考法を具体的なシチュエーションにどのように適用できるのかを考えてみましょう。
学生から社会人まで、さまざまな場面で自分のアタマで考え、意思決定をすることの重要性を見ていきます。
学生の場合:志望先の選択
例えば、学生が大学や就職先を選ぶ際、単にランキングや周囲の意見に流されるのではなく、縦横の比較をしつつ、自分なりの基準で意思決定を行うことが重要です。
つまり、自分が目指す将来像に対してどの選択肢が最も貢献するのかを考えるのです。
これは、自分のキャリアを自らの手で築いていく上で欠かせないスキルです。
ビジネスパーソンの場合:仕事の選択とアウトプット
ビジネスシーンでは、与えられた仕事を批判的に考察し、自分が果たすべき役割を見極めることが求められます。
自分のスキルやチームの目標、会社のビジョンを踏まえ、どのタスクが最も価値を生み出すのかを決定し、実行に移します。
これにより、個人としての市場価値を高め、より大きな成功を手に入れることができます。
AI時代の意思決定とアウトプット
今後、AIが台頭する中で、情報の収集や整理は人間が行う必要がなくなると予想されます。
このような環境下では、ちきりん氏の提唱するように、意思決定してアウトプットを出す力がさらに重要になります。
人間独自の洞察力と創造力を生かして、新たな価値を創出することが、これからの時代を生き抜く上での鍵となるでしょう。
この章を通して、自分のアタマで考えるというプロセスが、単なる思考の演習以上のものであることを理解していただければと思います。
それは、個人の成長はもちろん、社会全体の進歩に寄与する重要なスキルです。
まとめ:「自分のアタマで考える」の真髄
この記事を通じて、ちきりん氏の『自分のアタマで考えよう』から学んだ重要なポイントを一緒に探求してきました。
私たちは、知識と思考の違いを理解し、思考の本質がアウトプットにあることを学びました。
また、効果的な思考を促進するためのツールとして縦横の比較や独自の基準を持つことの重要性についても見てきました。
さらに、これらの思考法が学生からビジネスパーソンまでの様々なシチュエーションでどのように役立つかについて考えてきました。
ここで再確認したいのは、知識を単に蓄積するだけではなく、それをどのように活用し、具体的なアウトプットに繋げるかが重要であるということです。
そして、未来を見据え、AIの時代においても価値ある意思決定を行い、独自のアウトプットを生み出す能力が私たちに求められています。
しかし、私がここで紹介した内容は、本書の豊かな洞察のほんの一部に過ぎません。
実際に『自分のアタマで考えよう』を手に取り、じっくりと読み進めることで、さらに多くの洞察や学びが得られるはずです。
そこには、日々の生活やビジネスにおける具体的な指針が満載されています。
私自身、この本が提供する深い洞察には非常に感銘を受けています。
皆さんもぜひ、ちきりん氏の提供する貴重な知見を自身の成長の糧としてください。
この本は、現代社会を生き抜くための重要な指針を提供してくれることでしょう。
最後に
長文になりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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