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【TOEIC リスニング攻略】東大卒910点が例題付きで解説!リスニングの全パートの勉強法とコツ

はじめに

皆さんこんにちは!
東大卒、大手化学メーカーに勤める社会人2年目のマーケティング担当、らいくです。

今回も引き続き、TOEICの記事を書いていきます!

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今回は、TOEICのリスニングセクションについてパートごとに解説します。

読者の方
読者の方

大学院の院試で必要だし、TOEICを受けようと思うけど、どんな問題が出るの?

リスニングが難しいと聞くけど、どんな解き方をすればいいの?

こんな疑問を持つ方はぜひご覧いただければ幸いです。

申し込み済みで、直前に点数を上げたい方も必見です!

Partの特徴から、解き方のコツまで丁寧に解説していくので最後までお付き合いください!

TOEICとは

まずはTOEICをあまりご存じない方のために、簡単にTOEICの概要を解説します。
(TOEICについて詳しい方は読み飛ばしていただいて結構です。)

TOEICは、990点満点のテストで合否ではなく5点刻みの点数をスコアとして開示される英語のテストです。

リスニングセクション(45分100問、Part1,2,3,4)とリーディングセクション(75分100問、Part5,6,7)で構成されており、1問〇点といった形式ではなく、正答数からリスニングとリーディングそれぞれ495点満点でのスコアがつけられます。

読者の方
読者の方

TOEICが合否じゃなくてスコアで出るのは分かったけど、何点くらい取れたらすごいの?

TOEICの受験者全体の平均点は、611点(2021年度、公式サイトのデータ)とされています。

東大生の平均点は、学部生で688点(文科三類のみでは753点)、院生(理系)で703点、院生(文系)で800点などと言われています。(※ネット上の情報のため信憑性には欠ける部分があります。)

リスニングは1回しか放送されないため、集中力との戦いになり、リーディングはメールやチラシなどの慣れない読解も多く、時間との戦いになります。

ちなみに私が910点のスコアをとった際は、リスニング450、リーディング460という結果でした!
一般的には、正答数が低くてもスコアが高く出やすいため、リスニングの方が点数が高い方が多いようです。

著者のTOEICのスコア

それでは次の章から実際にリスニングセクション(パート1,2,3,4)について見ていきましょう!

TOEIC Part 1 の概要

TOEICのリスニングセクションで最初に出題されるのがPart 1の写真描写問題です。

ここでは、それぞれの問題ごとに1枚の写真が提示され、その写真を説明する4つの英文(音声のみ)が放送されます。正確に写真の描写を行っている英文を選び、マークシートに記入しましょう。

問題数はわずか6問ではありますが、Part 1は、英語が得意でない方でもスコアを稼ぐ絶好の機会となります。それは以下の2つの理由によるものです。

  1. 写真が示されているため、状況を容易に想像することが可能。
  2. 読まれる英文は短く、一般的には単純な動作や状況を表している。

TOEIC Part 1 の解き方

Part 1で重要なのは、提示された画像と最も適する選択肢を選ぶことです。画像に映る具体的な物や人物について述べる単語にすぐに飛びつくと、難しい問題に引っかかることが多いので注意が必要です。

例えば、ある問題で上記のような写真が出題されたとき、以下のような選択肢が読み上げられます。

  • a. There are few people in the square.
  • b. The weather is clowdy.
  • c. A clock is on the building wall.
  • d. Skyscrapers are over there.

正解は「c. A clock is on the building wall.」です。

選択肢aは冠詞の”a”が入らない”few”が使われているため、「ほとんどいない」という意味になります。bは明らかに誤りで、dの”Skyscrapers”は「超高層ビル」や「摩天楼」という意味なので、これも適切ではありませせん。

選択肢aのように引っかけを狙ったものや、dのように明確に確信を持てないものには十分に注意する必要があります。英語力を信じて、深呼吸をして、落ち着いて問題に取り組むことが成功の鍵となります。

TOEIC Part 2 の概要

Part 2は応答問題です。問題文が英語で読み上げられた後に、それに対する応答としての選択肢が提示されます。

全てが英語の音声で、問題数が25問と多いため、疑問詞をはじめとする問題文の要素を把握するための集中力が試されます。

近年では、直接的な回答を避けたような表現を含む選択肢が出題されることが増えています。以下の問題がその一例です。

“Where should the new coffee machine be installed?”

  • a. “Last week, it was broken.”
  • b. “Yes, it makes great coffee.”
  • c. “Sorry, I don’t know. Please ask Ben.”

正解は「c. “Sorry, I don’t know. Please ask Ben.”」です。「Where」対してに直接的な回答はしていませんが、対話の流れとしては自然なものになっています。

TOEIC Part 2 の解き方

Part 2で最も重要なのは問題文の形式を聞き取ることです。問題文は、平叙文(通常の文章)と疑問文に分けられます。経験上、大体7割が疑問文です。

疑問文には一般疑問文(”Do you – ?”や”Is this – ?”のように始まり、「Yes」や「No」で回答する形式)と疑問詞疑問文(”What”, “Who”, “Where”, “When”などで始まり、「Yes」や「No」では回答しない形式)があります。

この形式を聞き取ることが問題を解くためにとても有効です。

一般疑問文の場合

「Yes」や「No」、またはそれに相当する表現が適切な応答になります。付加疑問文も同様にYes,Noが回答になります。

(付加疑問文の例)
“You’re coming to the party tonight, aren’t you?“(あなたは今夜のパーティーに来るんだよね?)

疑問詞疑問文の場合

どの疑問詞が使用されたかを聞き取ることが重要です。疑問詞は文頭に位置することが多いので、聞き始めに集中する必要があります

「Where」や「When」は、聞き分けが難しいので、特に注意が必要です。

直接的な回答が求められることが多いですが、先にも触れた通り「知らない」と回答する場合や、疑問で返す場合もありますので注意しましょう。

平叙文の場合

疑問文と異なり、特定の応答形式がないため、文全体の意味を理解する必要があります。語彙力リスニング力の両方が問われ、少々難易度が上がります。

問題文を聞き、落ち着いて理解できた単語や意味をヒントに、最適な回答を探しましょう。

TOEIC Part 3 の概要

パート3では、複数人(基本は2人)の人物による会話(音声のみ1度きり)を聴き、それに関する質問に答えます。各会話には3つの質問があり、各問題は4つの選択肢から1つを選ぶ形式となります。

パート3は、会話の全体的な流れを捉えることと、特定の情報を的確に把握する能力が求められます。

それでは早速ですが、例題を見てみましょう!

A: “Hey, have you finished the report for the marketing team?”
B: “No, not yet. I got caught up with another project. I’ll complete it by tomorrow morning, though.”
A: “Okay, make sure to send it to me first for a quick review.”

質問1:What is the man’s task?

  1. To write a report.
  2. To finish a marketing project.
  3. To send a report to a team.
  4. To complete two projects.

質問2:Why hasn’t the man completed the task?

  1. He is waiting for a review.
  2. He is busy with another project.
  3. He is not part of the marketing team.
  4. He has not received the report.

質問3:What will the man do tomorrow?

  1. Review the report.
  2. Send the report for review.
  3. Start a new project.
  4. Join the marketing team.

解答は以下になります。
質問1:To write a report.
質問2:He is busy with another project.
質問3:Send the report for review.

このような長い会話(本番はもっと長いです)に3問もついているので、正直日本語だったとしてもどんな話をしていたか覚えるだけで一苦労です。

これを解決するためには、次の解き方の章で説明する先読みが重要になります。

TOEIC Part 3 の解き方

パート3で重要なのは、どんな文章が読まれるのか予測しながら聞くことです。

ありがたいことに、パート3には(後程のパート4も同じですが)質問文が書いてありますし、選択肢もすでに提示されています。これを読むことで大筋を予測できます。

先程の問題なら、「task」が出てきた時点で男性が何か仕事をしていて、それが終わっていないのが分かります。また、明日やることという質問で、そのタスクに関連した内容をすることが予想できるでしょう。

このように、先読みは重要な武器になるのですが、時間がタイトなので戦略を練って慣れる必要があります。何度も模試や過去問などでチャレンジしましょう!

TOEICにはパートごとに例題の説明があるのですが、私はその説明の間で先読みを行っています。

また、読まれるのと同時にマークシートに記入していくことで、質問文と選択肢を読み上げられている間に次の問題の先読みをすることが出来ます。

このリズムを崩さないようにすることが最大のコツです。
場合によってはこだわらずに諦めて、次の問題を先読みしてしまうのも手です。

人によっては、先読みをすると集中できないため、とにかく音声に集中するという方が適している場合もあると思うので、どちらも試してみてください!

Part 4 の概要

最後のパート4では、あるトピックについての短い講話を聴き(音声のみ1度きり)、それに関する質問に答えます。各トークには3つの質問があり、各問題は4つの選択肢から1つを選ぶ形式となります。

パート4は、スピーカーの主張や意見、提案などの要点を捉えることが重要です。また、詳細な情報や理由、例を正確に理解する能力も求められます。

パート3と形式が似ているので、同じように先読みが有効です。
それでは例題を見てみましょう!

問題文:”Today, I want to introduce our new sustainable project. It’s a green initiative aiming to reduce our carbon footprint by implementing renewable energy sources. We believe this project will have a significant impact on our company’s environmental profile.”

質問1:What is being introduced?

  1. A new company policy.
  2. A new member of the team.
  3. A new sustainable project.
  4. A new carbon footprint analysis.

質問2:What is the aim of the project?

  1. To reduce the company’s carbon footprint.
  2. To increase the company’s profits.
  3. To hire new project members.
  4. To collaborate with other companies.

質問3:What is expected from the project?

  1. It will increase the company’s profits.
  2. It will have a significant impact on the company’s environmental profile.
  3. It will enable the company to hire new members.
  4. It will foster collaboration with other companies.

解答は以下になります。
質問1:A new sustainable project.
質問2:To reduce the company’s carbon footprint.
質問3:It will have a significant impact on the company’s environmental profile.

TOEIC Part 4 の解き方

パート4も、パート3と同様に質問文と選択肢の先読みから予測することが可能です。

例題の場合は、「project」という文言から何かプロジェクトが説明されていることが予想され、その期待される効果などが読まれるだろうということが分かります。

パート3と対策方法は同じで、とにかく問題を解いて慣れを作ることになります。そして、先読みのなかでの自分ルールを作っていくことをお勧めします。

私の場合は、ここまででも述べてきたように以下が自分ルールです。

  • 答えがわかったらすぐマークして、質問文が読まれる間に先読みをする
  • 確信が持てない問題は悩まずに、その時点で諦めてどれかをマークして先に進む

ぜひ、自分ルールを作れるくらい模試や過去問にチャレンジしてみてください!

最近では無料でできるアプリやYoutubeでの解説付き動画などでも勉強できます。そちらも活用してみてください!

最後に

今回はリスニングセクション全パート攻略法として、パートごとの概要と解き方をお伝えしました。
ぜひ実際に解く際の参考にして頂けたら幸いです。

こちらの至高の模試も非常に役立つので是非チャレンジしてみてください!

パートの対策や勉強方法については、また後日改めて記事を出したいと思います。長文になりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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