はじめに
皆さん、こんにちは!
東大卒、大手化学メーカー勤務の社会人2年目マーケティング担当のらいくです。
就活生や若手社会人に向けて、キャリアを考えたり自己投資をしたりするうえで役立つブログ記事を書いています!
今回は、「リーダーシップ」という重要なテーマに焦点を当てたブログを書かせていただきます。
私自身、学生時代運動部の主将として50人以上をまとめ上げてきた経験から、リーダーシップを自分事として何度も考えてきたという経緯があります。
皆さんにも役立つよう、自分なりの考えをまとめましたので是非ご覧ください。
その前に、どんなやつが書いている記事なのか知りたい方もいらっしゃると思うので、私の簡単なプロフィールをご紹介します。詳細はコチラをご覧ください。
- 東京大学文科三類現役合格、文学部社会心理学専修卒業
- 大学時代、体育会運動部主将
- 某大手化学メーカー、社会人2年目、マーケティング担当
- TOEIC 910、ウェブ解析士、Advanced Marketer
私たちの多くが直面している問題の一つに、リーダーとしての素養がないにもかかわらず、年齢が高いという単一の理由でリーダーの座に就く人々がいます。
これは、残念ながら年功序列である多くの日本企業で見受けられる現象です。
この状況は、組織のパフォーマンス低下を招き、チームのモチベーションにも悪影響を与えています。
しかし、私たちがこの問題にただ嘆くだけでは何も変わりません。
そこで、このブログでは、リーダーに本当に必要な素養とは何か、どのようにして効果的なリーダーシップを発揮できるのかを具体的に考察します。
この記事は、以下の3つのタイプの方々に特におすすめです!
では、次の章からリーダーシップについて、その核心に迫っていきましょう。
それでは行きましょう!
らいく流、リーダーシップの定義
「リーダーシップ」という言葉はよく耳にしますが、その具体的な定義はあいまいで、実際にどんな能力を持った人を「リーダーシップがある」というのか解釈が難しいです。
この章では、私自身の経験に基づき、リーダーシップの本質を紐解いていきます。
らいくさんが考えるリーダーシップってどういうものなの?
私は、リーダーシップとは、「チームに必要な意思決定を行い、メンバーを巻き込んで目的に向かってドライブする能力」だと思っています。
これは、大学時代にらいくが運動部の主将として50人以上のメンバーを率いるという貴重な経験をしたことで見出したものです。
その経験から学んだリーダーシップに必要な具体的な能力や行動は、主に以下の4点です。
リーダーシップは、単にチームや組織における役割に留まりません。
私たちは、自分自身の人生においても、自己決定と自己実現を果たすためのリーダーでなければなりません。
したがって、これらのリーダーシップスキルは、全ての人にとって重要であり、日々の生活や仕事において意識し、実践する価値があるのです。
次の章から、より具体的に見ていきましょう!
目的と戦略を決めてチームに共有する
前章述べたように、リーダーシップとは、「チームに必要な意思決定を行い、メンバーを巻き込んで目的に向かってドライブする能力」です
「目的と戦略を決めてチームに共有すること」は、チームメンバーが一丸となって活動するために不可欠です。
まず、「目的」と「戦略」を明確に理解することからはじめましょう。
簡単に言えば、目的は活動の最終到達点として「どのようになりたいか」というものを示したもので、戦略は「どのようにしてそれを達成するのか」という具体的な方法論を指します。
目的と目標の違い
よく「目的」と「目標」を混同している人がいますが、目標は目的達成のための指標だと思っていただくといいと思います。
例えば、「立派な社会人になりたい」という目的があったとしたら、「1週間に1冊以上本を読む」というのは目標になります。
戦略とは
戦略とは、目的達成のためにリソース(人、物、金、時間)をどのように適切に配分するかということです。
効果的な戦略は、チームが目的に向かって最適なルートをたどるための地図のようなものです。
戦略については、森岡毅氏が著書『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』で語っています。
らいくの解説記事も合わせてご覧ください。
そして、この「目的」と「戦略」を決める過程は、リーダーにとってとても重要な役割です。
この過程では、メンバーの意見を聞くための議論の場を設けることが肝要です。
メンバーが自由に意見を出し合える環境を作ることで、チーム全体の「手触り感」を生み出し、より良いアイデアを育むことができます。
しかし、最終的な意思決定はリーダーが責任を持って行うべきです。もちろん、独善的ではなく説明可能な根拠を持つことが重要です。
これは、チームが一致団結し、共通の目標に向かって進むためには不可欠なプロセスです。
リーダーは顔色を伺ってばかりで、決められずにいるようではだめなのです。
これは、ちきりんさんの中の人ともいわれる伊賀泰代さんが著書『採用基準』でも同様のことを語っています。
らいくの解説記事もありますので合わせてご覧ください。
ただし、リーダーの役割はこれで終わりではありません。
決定した目的と戦略を、チームの末端のメンバーまできちんと伝達し、全員が理解し共感できるようにすることが重要です。
これにより、チーム全体が同じ方向を向き、一体感を持って取り組むことができるのです。
次の章では、この決定された目的と戦略をチーム全体で共有し、活動するための具体的な方法としてのコミュニケーションについて掘り下げていきます。
ひとりひとりとコミュニケーションをとる
前章で目的と戦略を決め、それをチームに共有する重要性について述べました。
リーダーシップにおいては、それと同じくらい重要なのが、メンバー一人ひとりとのコミュニケーションです。
なぜ一人ひとりとコミュニケーションを取ることが、リーダーにとって重要なの?
チームメンバーのモチベーションを最大限に引き出すためには、彼らが何に価値を感じ、何にやる気を出すのかを理解することが欠かせません。
メンバー一人ひとりの性格、関心、動機は異なります。
そのため、一対一でのコミュニケーションを通じて、各メンバーにとって重要な要素を見極めることが必要です。
一対一のコミュニケーションは、面談の様に堅苦しい場を設けて実施するだけでなく、簡単なでカジュアルな声掛けを定期的に続けることも大事です。
私自身、部活動では50名以上いる部員に対して、面談は2カ月に1回は実施するようにしていましたし、全員に毎日必ず一声かけることを目標にしていました。
私のことを身近に感じてもらい、何でも話せるようにすることが目的で、実際に競技のことだけでなく普通は話しにくいような人間関係での悩みなども相談されていました。
コミュニケーションのもう一つ重要な点として、一方的な発信ではなく、双方向の対話にするということがあります。
リーダーはメンバーの意見や考えを聞き、それに対して適切な反応を示すことで、信頼関係を築くことが出来るのです。
この信頼関係があれば、メンバーはリーダーのため、そしてチームのためにより積極的に取り組むようになります。
一人ひとりとのコミュニケーションでは、以下の点に注意すると良いでしょう。
このように一人ひとりとのコミュニケーションを大切にすることで、リーダーはチームをより強固なものにし、メンバーのモチベーションを持続的に高めることができるのです。
次の章では、具体的な運営の方法として、「信頼して任せること」について詳しく見ていきます。
信頼して任せる
前章で、メンバー一人ひとりと効果的にコミュニケーションを取る方法について考察しました。
ここでは、「信頼して任せる」というリーダーシップの重要な側面に焦点を当てます。
「任せるって聞こえはいいけど無責任じゃない?」、「リーダーはメンバーの活動をマネジメントしないといけないんじゃないの?」という声が聞こえてきそうですね。笑
私が思うに、メンバーに信頼を置き、重要な役割を任せることは、彼らに「期待されている」という感覚を与え、モチベーションを大きく高めます。
このような状況は、メンバーを「フロー」の状態に導き、楽しみながら挑戦的な仕事に取り組むことを可能にします。
人は適切な役割と責任を与えられた際に、期待以上のパフォーマンスを発揮することがよくあります。
反対に、「信頼して任せる」ことができないリーダーは、しばしばマイクロマネジメントに陥ります。
過度の干渉は、メンバーの自主性を奪い、反発やモチベーションの低下を招く恐れがあります。
リーダーとしては、メンバーに適切なサポートを提供する一方で、彼らが自分の力で仕事を進めることを信頼し、過干渉を避ける必要があります。
しかし、信頼して任せることは、メンバーを放置することを意味しません。
失敗しそうなタイミングや、メンバーがサポートを必要としている場合には、適切に手を差し伸べることが必要です。
ポイントは、メンバーの成長を信じてサポートし、必要なときにのみ手を差し伸べることです。
こういった活動を通じてメンバーが自信を持ってくると、チームは活気づいてくるのです。
次の章では、活気づいたチームを更にアグレッシブにさせるための「自由闊達に意見が言える風土を作る」というアプローチを詳しく見ていきます。
自由闊達に意見が言える風土を作る
前章で、メンバーに対する信頼の重要性について議論しました。
この信頼関係をさらに深めるためには、自由闊達に意見が言える風土を作ることが重要です。
リーダーには、そのような環境を築く責任があります。
チームメンバーが気軽に意見を共有できる環境(=心理的安全性が高い環境)は、創造的なアイデアと解決策を生み出すための土台となります。
自分の意見を自由に表明できる環境でこそ、人間は自分のアタマで考えて行動できるのです。
リーダーが高圧的な態度でメンバーの意見を否定したり、批判的に接したりすると、メンバーは自分の考えを表明することを恐れ、思考を停止してしまいます。
そのため、メンバーの意見には、まず肯定的に接することが重要です。
異なる意見を持つことは、チームにとって有益な多様性をもたらします。
様々な角度でものを考えられる方が、視野が広がり正しい判断をとりやすくなるからです。
意見が違う場合でも、相手の考えを尊重し、なぜそのように考えるのかを理解しようとする姿勢を示すことが、健全な議論を促進します。
自分の意見を伝える際にも、相手を尊重する態度を忘れずにいることが大切です。
リーダーとしては、以下のポイントに注意しましょう。
- オープンマインドを持つ
チームメンバーからの意見に対して、オープンかつ柔軟な態度で接する。 - 安全な環境を提供する
メンバーがリスクを恐れずに意見を共有できるような、安全な環境を作る。 - 多様性を尊重する
異なる視点や背景を持つメンバーの意見を価値あるものとして認識し、受け入れる。
このような風土を作ることで、チームはより生産的になり、メンバーはより満足感を持って働くことができるのです。
まとめ
皆さん、このブログを通じてリーダーシップについて一緒に考えることができたことを嬉しく思います。
私たちが探求したリーダーシップの要素は以下の通りです:
- 目的と戦略を決め、チームに共有する
明確なビジョンと戦略はチームの方向性を定め、メンバーが共通の目標に向かって努力するために不可欠です。 - 一人ひとりとコミュニケーションをとる
個々のメンバーとの効果的なコミュニケーションは、チームの士気とモチベーションを高めます。 - 信頼して任せる
メンバーに責任を委ねることで、彼らの自立と成長を促し、より高いパフォーマンスを引き出します。 - 自由闊達に意見が言える風土を作る
異なる意見が尊重され、活発な議論が奨励されることで、創造性とイノベーションが促進されます。
これらの要素は、効果的なリーダーシップの基盤を形成し、チームや組織を成功に導く重要な役割を果たします。
そして、私たち一人ひとりがリーダーとなり、これらの要素を日々の行動に取り入れることで、より良い成果を生み出し、自己成長を遂げることができます。
リーダーシップは、特定の役職や立場に限定されるものではありません。
誰もが、自分の人生において、そして仕事や日々の活動の中でリーダーシップを発揮することで、豊かな人生を送れるようになるはずです。
このブログを通じて、皆さんが自分自身のリーダーシップスタイルを見つめ直し、向上させる一助となれば幸いです。
最後に、読者の皆さんが自らのリーダーシップを実践し、成果を上げるための一歩を踏み出すことを心から願っています。
最後に
長文になりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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