はじめに
こんにちは!
東大卒、大手化学メーカーで社会人2年目のマーケティング担当、らいくです。
今回は「ウェブ解析士」という資格の解説ということで、合格までの勉強時間や使用した参考書やテキスト、試験内容や合格率などについての記事になります!
2023年7月に合格した筆者による情報です!
その前に、どんなやつが書いている記事なのか知りたい方もいらっしゃると思うので、私の簡単なプロフィールをご紹介します。詳細はコチラをご覧ください。
- 東京大学文科三類現役合格、文学部社会心理学専修卒業
- 大学時代、体育会運動部主将
- 某大手化学メーカー、社会人2年目、マーケティング担当
- TOEIC 910、ウェブ解析士、Advanced Marketer
独学で取得するための勉強法なども詳しく解説していくので、さっそく本題に入りましょう!
ウェブ解析士の概要
そもそも、「Web解析士」ってどんな資格なの?
今回紹介する「ウェブ解析士」は簡単に言うと、ウェブに関するマーケティングを体系的に学んでおり、必要に応じて実践できることを示すことが出来る資格です。
ブログを書いたりするような方はなじみ深いであろう「Google Analytics」などのアクセス解析用のツールの使い方から、基本的なマーケティングの戦略立案といった事業の成功に向けた様々な施策までを幅広くカバーした一般社団法人ウェブ解析士協会の認定資格です。
最新のSNSやスマホ、インフルエンサーなどに関する知識や、3c分析などのフレームワークに関するものまで学べます。
以下のような方におすすめです。
資格の詳細はこちらの公式サイトでご覧いただけます。
資格としての認知度も高く、オンラインビジネスが主流となる現代では、ウェブ解析士の役割はとてもニーズが高まっており、キャリアアップにも非常に役立つものだといえます。
私自身が取得したきっかけも、社内で資格の取得が推奨されており、自らのマーケティング担当として信頼度を高めるブランディングのためでした。
ウェブ解析士になるための資格取得プロセス
ウェブ解析士の資格を取得するには、まず基礎的なウェブ解析の知識を学び、解析ツールの操作に習熟することが求められます。次に、ウェブ解析士試験を受けて、その知識と技術を証明します。この試験では解析スキルはもちろん、戦略的な視点も問われます。
公式サイトでは、ウェブ業界経験者で1カ月から1カ月半(15~30時間)の勉強時間、未経験では2カ月から4か月(40~60時間)の勉強時間と言われています。
必須ではないですが講座の受講が推奨されています。私は受けていません笑
試験に向けた事前学習
ウェブ解析士になるためには、オンラインで実施する試験に合格する必要があります。
この試験は120分で50問という試験であり、ウェブからマーケティング戦略に関する知識まで幅広い内容が問われます。専門的な知識も必要になるので、対策が必須です。
しかし、試験は持ち込み可能であるため暗記するというよりは「使える知識」を身につけていくことがひるようになります。
実際に自分のサイトを持っている人は、Google Analyticsなどを触ってみながら勉強することで生きた知識を身につけられると思います。
ウェブ解析士取得に向けたテキスト・問題集
ウェブ解析士認定試験のテキスト2023
参考書はこちらの公式テキストが、一般社団法人ウェブ解析士協会から出版されています。PDF版が4,400円、紙版が8,800円となっています。どちらもアマゾンからご購入いただけます。
全部で450ページを超えるかなりのボリュームでウェブマーケティングに必要な基礎的な知識がすべて網羅されています。
難しい用語も多く、慣れない人には読み物としてはかなりハードかもしれませんが、絶対に力になります!
ざっと1周読んでみるのも良いですし、あとで紹介する問題集に対して辞書的に活用するのもおすすめです。
私は、PDF版で勉強していましたが、読みにくさもあったので、そういう人にはお値段はかかりますが紙版もおすすめです。
(Webアプリ付) 2023年版 ウェブ解析士認定試験 公式問題集
こちらの問題集も同様に協会からの出版で、紙版を2,750円という価格でアマゾンからお買い求めいただけます。
先に紹介したテキストとリンクしており、テキストで読んだ章を問題集で振り返るという形をオススメします。
問題集の前半部分は知識を問い、後半部分はケーススタディ的な要素を交えた応用問題となっています。
状況に即した実践的な知識を身につけることが出来るので、こちらも非常にオススメです!
実際の試験
制限時間は120分、50問で100点満点の試験です。
問題はすべて4択で、オンラインでインターネット検索以外の持ち込みが可能となっています。
試験日は自由度が高く、申し込みした時期に紐づいて指定された15日間の期間内なら、いつでも任意の時間に受験可能です。
お申し込みはこちらからして頂けます!
試験内容
試験内容は、テキスト・問題集で学習した知識を問う問題と、協会から付与された付与されたアナリティクスのアカウントを使用して解く問題があります。
知識問題の例題としては以下です。(本番と比べると内容はあまりにも簡単ですが笑)
あなたは新人ウェブマーケ担当です。ECサイトを立ち上げることになりました。
売り上げを評価するためのKPIとして、以下のうちどれが正しいでしょう。
- 製品ページのページビュー数
- カート画面からの離脱率
- ユーザーのLTV
- ユーザー一人当たりのページビュー数
答えは、売り上げに関連するものなので、3の「ユーザーのLTV」です。
アナリティクスの問題では、以下のような出題がされます。
あなたは新人のマーケターです。
アナリティクスから読み取れることを答えなさい。
- ●月●日のPV数は○○以上である。
- セッション当たりのPV数は4以上である。
- 最も流入が多かったのは、他サイトからである。
- 流入のうち、コンバージョン率が最も高かったのはdirectである。
このような選択肢の中から、アナリティクスを読み取って答えを選ぶ必要
このような4択問題が、120分の制限時間で50問出題されます。
問題集で見たことのある問題が多数出題されるので、丁寧に問題集とテキストで勉強していくことをオススメします。
以前は、合格後もレポート提出をする必要がありましたが、現在はその必要はなく試験のみで大丈夫です。
難易度
難易度としては、持ち込みということもあり、勉強していればそこまで難しくありません。
制限時間の120分もかなり余裕がありますので、落ち着いて解くことが出来ます。
しかし、専門知識は多く問われるため、あいまいな知識の状態で行くとひっかけ問題に引っかかってしまうことと思います。
合格点
合格点は公表されていません。。
私の予想では8割取れればいける?という印象です。私自身は94点での合格(3問ミス)でした。
「ウェブ解析士」を取得してみて思うメリットとデメリット
メリット
ウェブ解析士を取得して良かった点は以下の3つです。
- ウェブマーケティングに関して自信がついた
- ウェブ関連のビジネスモデルと戦略に関する知識が付いた
- 他人に自分のスキルを客観的に証明できる
特に、「自信」と「客観的な証明」については、自分の今後のキャリアを考えていくうえでも非常に有効であると考えます。
自分の言葉に「説得力」を持たせるためにはとても価値があると考えます。
ウェブマーケティングは、どのような場面でも活用できる今後も必要とされるスキルです。
転職による給料アップを目指す人にも意味があるでしょう。
デメリット
ウェブ解析士を取得して良くなかった点は以下の3つです。
- 資格取得に費用が掛かる
- 勉強に時間がかかる
- 取得した資格に有効期限があり、維持・更新に手間とお金がかかる
費用はぶっちゃけ安くないです。
受験料が17,600円で、テキストや問題集も合わせると2万円以上かかります。でもそれに見合う価値は見出せると思います。
私は試験に向けた勉強を一日15分くらいだらだらと2カ月くらいかけました。
私自身はもともとウェブマーケティングに携わっているため、こちらの時間で済みましたが、ゼロからだと結構ハードだと思います。
また、資格の継続には、毎年6,600円の費用とフォローアップテストの受講が必要です。
フォローアップテストについては、最新の知識にアップデートするいい機会でもありますね。
まとめ
ウェブ解析士の資格は、デジタルマーケティングの世界で大きな可能性を開くための一つの道具となります。その取得プロセスは簡単ではありませんが、それを乗り越えた先には様々なキャリアの道が広がっていると思います。
料金も安くなく、手間もかかるものではあるので、優先順位や必須度は人によってさまざまだと思いますが、きっと人生の役に立つと思います。
どんな目標を持っていても、一歩を踏み出す勇気が大切です。
本記事がその一助となれば幸いです。
他のブロガーさんのウェブ解析士に関する記事
GAKESHO BLOG
広告代理店に勤務するサラリーマンをしながらウェブ解析士に合格されたGAKESHOさん。
以下の記事で、ウェブ解析士が役立つかどうか様々な角度から考察されています。
是非あわせてご覧ください
最後に
こちらのブログでは、このような資格取得レビュー以外にも、おすすめの本紹介や本の要約、キャリアに関する記事も書いております。併せてお読みいただけますと幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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